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◆冊子「やっぱり和風が好き」に掲載された作品と紹介文


 くつろぎの場所に一枚
 客間の間じきり

間じきり
おしなべてものをおもはぬ人にさへ
     こころをつくる秋の初風−−−西行
人の集まる客室や居間には書をしたためた間じきりを。
俳句や和歌など季節感のある言葉を選べば,より風流な時間を引き立ててくれる
 玄関にお香とともに
 植物のおもてなし

玄関の植物
はなやかにみゆれと秋の落日は
     たゝ一重のみ紅(くれない)をきる−−−与謝野晶子
植物のある玄関はすてきですが,葉に筆をのばすとより目を引かれる。
雅印もやさしく押して
 さりげない心配り
 贈り物の包装

草花の包装紙とりぼん
天つ風 雲の通ひ路 吹きとぢよ
     をとめの姿 しばしとどめむ−−−僧正遍昭
庭に今年はじめて咲いた草花。そのうれしい喜びを届けたくて,百人一首と秋の草花を和紙に描く。
包装紙だけでなく,一文の続きを,りぼんにも流す。さりげないあしらいはきっと喜ばれるはず
マナーを踏まえた,カジュアルな書を提案するさいとうさん。墨の濃淡に顔彩を使って絵などを淡く書き添えて,やわらかさを加えます。「表面の模様」「形」「香り」など,墨そのものを鑑賞の対象とし,今の暮らしに「書」をアートとして生かします。
 また日常のつき合いに手描きの文字は,心を伝える手段として欠かせないもの。墨を磨り,筆を運ぶという手順は,相手にとって必ず喜ばれることです。葉書にはじまり,包みやテーブルまわりの小物など,墨でもてなしましょう。
「好きな言葉を自由に書き,筆を走らせる感触,墨の香りも楽しんでほしいですね。筆文字というのは個性が表われるので,相手を大切に思う気持ちが伝わるはずです」

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